2009年4月15日水曜日

辛い

うちにやっぱり専任職の子がいて、お父様が入院されていたのだけど。
ここんとこ姿が見えないなとは思っていたの。
でも、1週間休暇を早々にとったのかなと思って。
「お久しぶり!どこに行っていたの?」
「うん、父が亡くなって、忌引き。」
「えええーえ!」
かなりびっくり。誰も教えてくれなかったしね。
「うん、父ももう知り合いも居ないし家族葬にしたの。」
「ああ、最近多いからね。」
「でも、急に悪くなったの?」
「うん、入院していたんだけど、肺がちょっと悪くって。」
「ああ、そう、じゃあ肺炎で亡くなったの?」
「ううん、痰がからんで呼吸できなくなって。看護士さんにはちゃんとお願いしていたんだけどね。何度も念をおしていたんだけど『はい、分かってます大丈夫ですよ。』といわれるとね、それ以上言えなかったのよ。」
「会社の帰りに病院の入り口まで着いたところで、看護士さんから慌てた電話があって、『今病院に着いたところです。』というと、すぐ来てください。」っていうんで、病室まで行ったら、戦場のようだった。
心臓マッサージも30分ぐらいやってくれたみたいだけど、もう無理だって。」
「あらー、おいくつだったの?」
「86だから年に不足はないんだけどね、あんまりあっけなくて。しかもかかっていた病気でなくて痰だよ。」
「痰ってね、絡んだままほっておくと固まっちゃうんだって、それが気管につまっちゃうんだって。」
「でも、看護士さんとか呼べなかったの?」
「うーーん、点滴中に無意識に針を抜いたりするので、拘束されてたのよね。」
「ええー、じゃあ気管がつまったまま、動けず・・そのまま・・・うーん。」
「それで、痰が詰まったとは死因には書けないんですって。」
「はあ?殺されたみたいじゃない、じゃあ病院のミスじゃないの?」
「うん、そうも考えられるけど、こっちは何も言えないから。」
「それに、少しずつ快方には向かっていたけど、家で介護するの大変だなと思っていたし、父も楽になってよかったと思い返しているところなのよ」
「まあ、そうかも・・・苦しんでいるのを見るのは辛いものね。」
「うん」
いろいろとこれから遺産相続とかで忙しいみたい。
でも、ね、その病院 ・・・慈恵なんだって・・・ちょっとショックでした。
慈恵って先生によって本当に差があるんだって。まあどこの病院もそうかもしれないけどね。

1 件のコメント:

tayo さんのコメント...

お父さん辛かったでしょうね。
病院なんて人じゃなくても物と思っているのかもね。日常茶飯事のことで慣れてしまって、いろいろと面倒だと適当にしてしまうのかも・・・。
やはり家政婦さんみたいなのにお金を出してお願いしないといけないのかもね。
慈恵なんておおっきい病院だから見るほうも手を抜くのかも。でも、ひどい話だよね。
息できないというと林ちゃんを思い出してしまいますね。苦しそうだったものね。