ブラックリスト

このまえ、トシ子さんのところにオレオレ詐欺が2回もあったって言っていたでしょ。
一昨日もあったらしい。
まず、
男「おばさん、おばさん」
トシ子「あ、なに」・・・この時点で声が似ているということで正ちゃんと思い込んだ。
男「ぼく、携帯電話を落としたので、番号が変わるから控えて」
トシ子「ああ、わかった」・・・素直に番号を書きとめる。
翌日。
男「おばさんおばさん」
トシ子「あ、正ちゃん」昨日と同じ声なので名前を言って確認。
男「おばさん、お金貸してくれない？」・・少し慌てた様子。
トシ子「どうした、なにかあったの」
男「商売で、100万ほど浄水器を仕入れたんだけど、売れなくて、支払いの期日が迫っていて、会社のお金を少し流用して30万用意したんだけど、あと70万足りない。なんとかできない？
親とか兄弟にはちょっと言えないので、おばちゃんがたよりだから」
トシ子・・・びっくり、そんなお金は無い
「おばさん、そんなお金は無いよ淳に頼んでみれば？」
男・・・なんだか渋っているが、もぞもぞと電話を切る。
その日のうちに淳に電話を正ちゃんがこんな事を言っていると伝える。
淳はちょうど新幹線に乗ろうとしているところ、あわただしかったがとりあえず伝えた。
トシ子さんはその夜、正ちゃんのことを考えると寝れなかったそうだ。
次の日に男から聞いた携帯に電話をかける。
トシ子「まあちゃんに相談してみたら？」
男はなんだか渋っている様子。
まあちゃんに話をする。
まあちゃんは、正ちゃんがそうなんだったら、用立ては出来ると電話を切る。
携帯に電話をかけて、まあちゃんがなんとかできそうだからそっちにかけるように言う。
いくらたってもまあちゃんには電話が無いよう。
そのうちまあちゃんから電話。
まあちゃん「おばさん、それ詐欺じゃないの？」
それでも半信半疑なトシ子さん。
うちへ来て「どうもなんとかリストみたいなのに載っているんじゃないかとまあちゃんに言われた。」って・
うんぽん「ブラックリストね。」

お金を持っていたら完全に引っかかっていたと確信しました。

気をつけなきゃね。